
現在の日本プロ野球では、セリーグとパリーグの球団が直接対戦する「セパ交流戦」が行われています。これは2004年に球界再編問題が起きた影響で、新しい目玉として2005年から開催が決定したモノです。
しかし、対戦成績では2010年まで6年間行われ続けている中、過去の交流戦優勝チームはすべてパリーグからという、極端なものになっています。また、この交流戦を境に、調子が大きく変わるチームも出てきています。
そうした交流戦の現状と影響についてまとめてみます。まず、既に述べたようにセパ交流戦の現状は、パリーグが優位にあると言って良い状況です。
過去優勝チームだけでなく、リーグごとの戦績を比べてみても、過去6度のうち5回、パリーグが勝ち越しています。この理由を探ってみると、やはり近年のパリーグに「有力な先発投手がそろってきている」ことがあります。
滅多に顔を合わせない中で、互いの特徴などのデータも少なく、日程の関係で少ない先発投手を効果的に登板させることが可能なため、必然的にパが優位と考えられています。一方で、そうしたリーグごとの極端な差によって、当初ほどリーグ戦への影響が無くなってきている、とも考えられます。
過去6度すべてのセパ交流戦を制しているパリーグチームではありますが、その優勝チームがここ3年は、リーグ優勝には届いていない現実があります。これは交流戦の中で「パがそろって勝つ」ことが珍しくなくなり、結局リーグ内での差が広げられないことが第1にあります。
加えて第2の理由として「交流戦の成績ほど、リーグ戦で勝てていない」ということでもあります。交流戦ではリーグ内の強力投手と当たることが無かった分、成績を伸ばせたものの、リーグ戦に戻ると強力投手と当たるようになるため、結局伸び悩む、といった現象になっていると推測できます。
リーグとしての存在感は良いとしても、あまり極端な差は調子の波を狂わせることにもなりかねないので、解消が願われる問題です。